今行く奈良Vol.05

1300年も前から信仰の対象として桜が崇められてきた吉野山。現在では、4月初旬から末にかけてシロヤマザクラをはじめ約20種類3万本が咲き誇る日本屈指の桜の名所として知られています。
吉野山では、ぱっと観ただけで千本もの桜が楽しめるという意味から「一目千本」と言われているシロヤマザクラの群生地が四カ所。山下の北から山上の南へと順に、下千本・中千本・上千本・奥千本と呼ばれ、順に開花していくため、長い期間見ごろが続きます。シロヤマザクラのほか、八重桜など遅咲きのサクラにも注目です。
下千本

約700年前の南北朝時代、金峯山寺・蔵王堂のすぐ西側にあった実城寺に後醍醐天皇が開いた南朝(南の朝廷)の皇居跡。現在は八角形の三重塔・南朝妙法殿や南朝4帝の歌碑も建つ皇居跡公園として整備されており、桜の時期には新しいながらも風情あふれる光景を満喫できます。

住所/吉野郡吉野町吉野山2498
TEL/0746-32-8371(金峯山寺)
入場時間/24時間立入り可能
料金/無料
標高/約350mHPはこちら

吉野山のシンボルであり、世界遺産でもある修験道の総本山・金峯山寺。東大寺大仏殿に次ぐ木造大建築・蔵王堂には、桜材で造られた約7mもあるご本尊・蔵王権現像が祀られています。そもそも吉野に桜が多いのは、蔵王権現のご神木が桜であるため。春は桜の満開をご本尊に報告する法会が行われます。

住所/吉野郡吉野町吉野山2498
TEL/0746-32-8371
拝観時間/境内は24時間立ち入り可能。本堂は7:00~16:30
拝観料/本堂内見学は400円
標高/約350mHPはこちら
まめ知識 中千本

役行者の開基と伝えられ、修行者や参拝客の宿坊の役割を果たしてきた1300年の歴史を持つ寺院。江戸時代初期に和歌山県海南市の野上八幡に建てられ1937年に移築された多宝塔と、シロヤマザクラより開花が早い優美なしだれ桜の大木とのコラボレーションが楽しめます。

住所/吉野郡吉野町吉野山2416
TEL/0746-32-3005
観時間/9:00 ~ 17:00
料金/境内立入り無料
標高/約356mHPはこちら

もとは金峯山寺の格式高い僧坊で、明治時代の神仏分離によって神社に。源義経が弁慶らと身を隠し、南北朝時代は後醍醐天皇の仮の皇居とされ、豊臣秀吉が花見の本陣にしたなど数々の逸話が残されています。境内からは中千本と上千本の桜を一望できるまさに「一目千本」な圧巻の光景が広がります。

住所/吉野郡吉野町吉野山579
TEL/0746-32-3024
拝観時間/9:00~17:00
拝観料/境内立入り無料。本殿拝観料400円。
標高/約345mHPはこちら
豆知識 上千本

中千本バス操車場近くにある参陵トンネルを抜けると、眼前に現れるのが「滝桜」と呼ばれる花矢倉付近一帯に広がる桜の群生地。下から見上げると、山肌を染める満開の桜が流れ落ちる滝のごとく見えることからその名が付けられた、吉野山の中でもとくに人気を集めるスポットです。

住所/吉野郡吉野町吉野山参陵トンネル近く
標高/400m
入場時間/24時間立入り可能
料金/無料

眼下には中千本や蔵王堂、遠くは奈良と大阪の県境である金剛山までも眺望できる標高約600mの場所にある吉野山の中でも屈指の展望が自慢。桜の時期は一面がピンク色に染まり、まるで桜の海を渡る船に乗っているかのよう。桜のシーズンは軽い食事や甘味が楽しめる茶屋も営業しています。

住所/吉野郡吉野町吉野山水分神社近く
標高/約600m
拝観時間/展望台は24時間立入り可能
拝観料/立入り無料
豆知識 奥千本

修験道の行場で藤原道長も祈願したと言われる吉野山の地主神・金山毘古命を祭神とする世界遺産の神社。標高765mと吉野山で最も高い場所に鎮座しています。境内から坂道を3分ほど下ると、義経が弁慶らと追っ手から逃れるために隠れたと言われる「義経隠れ塔」があります。

住所/吉野郡吉野町吉野山1292
標高/約720m
入場時間/境内は24時間立入り可能
料金/拝観無料HPはこちら

金峰神社から細い山道を歩いて約20分。吉野山の中で最も山奥にあるのが、平安期~鎌倉時代に活躍した歌人・西行法師が結んだといわれる「西行庵」。吉野の桜をこよなく愛した西行の庵らしく、周囲にはシロヤマザクラが美しく咲き誇っています。すぐそばには吉野山きっての名水「奥千本苔清水」が。

住所/吉野郡吉野町吉野山奥千本
標高/約750m
拝観時間/24時間立入り可能。
/※夕刻はかなり暗くなるため注意
拝観料/無料
豆知識 周辺のおすすめスポット
  • 柿の葉寿司

    柿の葉すし製造販売の専門店。原材料にこだわり米、酢、等全て国内産を使用。食の安全を考え米の精米からすし飯の熟成まで機械化を図り細心の注意を払っています。4月の観桜期には店内でお召し上がり頂けます。

    住所/吉野郡吉野町吉野山937-3
    TEL/0746-32-1177HPはこちら
  • 工房・店舗兼住居は、築140年の吉野建て古民家で、店主の手により3年ほどかけてほぼ100%自然素材で再生し、2002年の春にオープン。自然との調和を図ったこだわりのカフェで、心和やかな時間を。

    住所/吉野郡吉野町吉野山2299
    TEL/0746-32-1162HPはこちら
  • 赤膚焼の器をメインに品揃えする、一見普通の民家のような店。店先には抹茶椀や桜の箸置きなどがズラリと並び、器は全て桜をモチーフに描かれたのものばかり。器のほかに、桜の花吹雪をイメージしたお香も。

    住所/吉野郡吉野町吉野山416
    TEL/0746-32-1645HPはこちら
  • 吉野山観光の拠点に最も便利な位置。地元吉野材の粋をつくした和風造りの部屋や露天風呂から上・中千本が一望!!吉野山全景が展望できる随一の景勝地をお楽しみください。

    住所/吉野郡吉野町吉野山937
    TEL/0746-32-5121HPはこちら
  • 約1万坪の敷地内で四季を感じる庭園美と吉野杉の木皮で葺いた屋根が特徴のお屋敷ステイを☆千利休ゆかりの当館名物「利休鍋」をはじめ、館内の展示物や、手の届きそうな自然広がる露天付客室が人気です。

    住所/吉野郡吉野町吉野山2142
    TEL/0746-32-8081HPはこちら
  • 創業300年。古くは本居宣長、頼山陽など、多くの文人墨客に愛されてきた、日本で最初に貸切露天風呂を考案した老舗宿。天窓付客室や露天風呂付、アンティークな客室も人気の理由の一つです。

    住所/吉野郡吉野町大字吉野山2620
    TEL/0746-32-5155HPはこちら

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2016年2月29日に配信された記事で、掲載情報は配信当時のものです。
内容が変更になる場合がありますので予めご了承ください。