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春日若宮おん祭をもっと楽しもう


春日大社の摂社である若宮の例大祭。1136年、若宮様に長年の大雨・飢饉・疫病の根絶を祈願して以来、現在まで万民安楽を祈る祭礼として途絶えることなく続けられています。
若宮おん祭とは

若宮の御祭神は、御本殿に祀られている天児屋根命様と比売神様の御子神様で、水徳の神として仰がれていました。1135年、長年にわたる大雨洪水によって飢饉が相次ぎ、疫病が蔓延したため、万民救済のため若宮様の御霊威にすがった時の関白・藤原忠通公が、現在地に御本社と同じ規模の壮麗な神殿を造営。翌1136年、御神霊をお迎えして丁重なる祭礼を奉仕したのが、「若宮おん祭」の始まりです。以後、五穀豊穣、万民安楽を祈願するお祭りとして、国を挙げて盛大に執り行われるようになり、現在では国の重要無形民俗文化財に指定されています。

中心神事前のおもな行事

大和士が若宮に参拝したあと、貴賓館でその年の「稚児流鏑馬」の奉仕者などを決定する御祭礼事始。明治維新以降、流鏑馬の中止で中断しましたが、1985年の旧儀復興にともない復活しました。

縄棟祭 [なわむねさい]

12月17日0時過ぎに、若宮様が遷御するお旅所御仮殿の起工式。早朝より雌松52本と縄52尋で屋形を組みあげ、屋形の前にお供えを献じて御幣を奉ります。お旅所御仮殿の造営は11月中旬から。

馬長児僧位僧官授与式

12月17日のお渡り式に騎乗する馬長児が古式に則り、五条袈裟と褊杉衣の装束に身を包んで、興福寺別当から僧衣僧官を授けられる儀式。“春日惣の神”と尊崇される赤童子の御前にて執り行われます。

装束賜りと精進入り

「若宮おん祭」の参勤者に、「お渡り式」で着る装束と参勤辞令を授与。若宮前でお祓いを受け、社伝神楽を奉納します。以降、参勤者は自宅に榊の枝を掲げ、注連縄を張り、神事札を立てて、祭礼当日まで精進に入ります。

半年かけて行われる行事
大宿所祭 参勤者や参拝者を清め、お祭りの無事を祈願

「若宮おん祭」の願主役、御師役、馬場役をつとめる大和士が、精進潔斎のため大宿所に参籠。17時から「若宮おん祭」の無事執行を祈願する「大宿所祭」が行われます。参勤者や一般参拝者たちを清める御湯立ては、14時半、16時半、18時の3回。湯立巫女の腰にまく"サンバイコ"は安産の霊験あるものとされ、特に妊産婦が多く参拝されます。また、おん祭の名物料理"のっぺ汁"が地元商店街の人たちにより振舞われます。

御本殿と若宮に若宮様のお出ましを奉告

14時から、大和士が流鏑馬児(やぶさめちご)と共に神事参勤の無事を祈って若宮を詣で、御幣(ごへい)を奉り拝礼。15時からは田楽座が御本社と若宮で田楽を奉納します。続いて16時から御本社と若宮で「宵宮祭」が行われます。

真っ暗闇の中で若宮様を遷す神秘的な儀式

深夜零時過ぎ、暗闇の中で若宮様がお旅所御仮殿にお遷りになる「遷幸の儀」が執り行われた後、ほのかな灯りが点され1時に「暁祭」を執行。宮司の祝詞に続いて、社伝神楽が奉納されます。

お渡り式 お渡り式

正午から行われる「お渡り式」は、お旅所御仮殿へ遷られた若宮神のもとへ、芸能集団や祭礼に加わる人々が社参する風流行列。日使(ひのつかい)を先頭に芸能集団や時代装束をまとった12もの行列が奈良県庁前から出発して市中を巡ります。

お渡り式伝統行列

古式に則り、伝統的な衣装に身を包んだ「お渡り式」の伝統行列を1番から12番まで順番にご紹介。それぞれの行列の意味や役割をチェックしておけば、「お渡り式」見学が、もっと楽しくなること間違いなしです。

日使

行列の先頭は地面を清めながら進む赤衣の梅白杖と祝御弊。次に騎乗の十列児、行列の中心である日使が鶴を載せた風流傘を伴って騎馬で続きます。

神子

神子となる女性は春日大社と縁の深い地域や春日大社の御巫から選ばれ、白の被衣をかぶって騎乗。紙垂傘を伴って進みます。従者が担ぐ錦の袋は御蓋と呼ばれる。

細男・相撲

細男は故事にちなむ神秘の舞を演じる集団で、白い麻の浄衣をまとって騎馬で登場。細纓老懸の冠や色鮮やかな袍を身につけた十番力士行司・支証が続きます。

猿楽

猿楽は世阿弥以前の能・狂言の古称。大和猿楽四座が生まれ、能と狂言に発展していきましたが、「若宮おん祭」では今でも古い呼び方で呼ばれています。

田楽

もともとは田植えに関わる芸能で中世に楽舞として成立した田楽。華やかな五色のご幣2束に続き、巨大な花笠や綾藺笠をつけ、編木・笛・太鼓を持つ集団が続きます。

馬長児

山鳥の尾を頂に立てたひで笠をかぶり、背中に牡丹の造花を負った騎馬の少年が馬長児。もとは興福寺の学侶が輪番で稚児を出していました。

競馬

錦地の裲襠装束、細纓冠の騎者は競馬の一行。13時ごろ一之鳥居内の参道で2騎ずつ3回疾走し、この競馬の結果で「お旅所祭」での舞楽の奉納順が決まります。

流鏑馬

葛籠笠と綾藺笠をかぶった少年は14時半ごろから参道の馬場で流鏑馬を行う揚児・射手児と呼ばれる稚児。甲冑姿の随兵5騎をともなって現れます。

将馬

かつて大和の貴人や大名家から奉納された馬を引き連れ、神前に献じた「引き馬」の名残。鞍覆、緋毛氈をかけて美しく着飾った馬が進みます。

野太刀他

5.5メートルほどもある大型の野太刀を先頭に、中太刀・小太刀・薙刀・数槍など合戦武具が勢ぞろい。道具が主役というちょっと個性的な一団です。

大和士

大和武士の伝統を受け継ぎ、戦国期には「若宮おん祭」全体の主催者のようになっていた大和士。願主役・御師役・馬場役などが侍烏帽子、直垂姿で行進します。

大名行列

お渡り式の最後は総勢100人以上の大名行列。江戸時代から加わり、郡山藩・高取藩などが供奉していました。現在は保存会が独特のかけ声と共に練り歩きます。

大名行列
南大門交名の儀

南大門跡で興福寺の僧兵が「お渡り式」が正しく進行しているかを調べる儀式。御師役の大和士(やまとざむらい)が、名前を列記した「交名」を声高らかに読み上げます。読み間違いや故事によって定められた作法を誤るとやり直しということも。

松の下式

一之鳥居をくぐると、能舞台の鏡板に描かれている松といわれる「影向(ようごう)の松」の前で、楽人である陪従や細男(せいのお)座、猿楽座、田楽座がそれぞれの芸能を奉納。“埒(らち)があく”という言葉の由来となった「金春の埒あけ」も御旅所で行われます。

お旅所祭 神事芸能で若宮様をおもてなし

大名行列が参入する頃、「お旅所祭」の始まり。“芝居”の語源となったお旅所の芝舞台では、宮司や日使による奉幣・祝詞の後、御仮殿に遷られた若宮様に1日ゆっくり楽しんでいただけるよう社伝神楽や田楽、細男、舞楽などの各種芸能の奉納が23時ごろまで続きます。

還幸の儀

「還幸の儀」は23時ごろから開始。若宮様は2日にわたって留守にできないため、「遷幸の儀」よりやや早足で執り行われます。若宮様が若宮にお戻りになると、「若宮おん祭」の長い一日が幕を閉じます。

奉納相撲・後宴能

翌日の18日は、「若宮おん祭」に関わった人々が相撲や芸能を通して、互いを慰労。13時よりお旅所南側の特設土俵で奈良県下の中学生による相撲が行われ、14時からはお旅所の芝舞台で能二番、狂言一番が披露されます。

奉納相撲・後宴能 ご修繕状況

第六十次式年造替の一環として、春日大社では様々な建物の修繕が行われています。すでに修繕された場所をご紹介いたします。

916年、三勅祭のひとつである春日祭で勅使が着到の儀を行う建物として建造。現在の建物は1382年の罹災後、1413年に再建されました。第六十次式年造替では、檜皮屋根葺き替え、甍積み替え、壁補修などを保存修理。大屋根を間近で見られる檜皮葺き替え見学会も行われました。

着到殿

若宮神社の背後にある横長の建物は、北側三間が細殿、一間の御廊をはさみ南側六間が神楽殿。若宮創建の年に拝殿として造立され、1143年に現在の規模・形式に改められました。第六十次式年造替では軒付け部分を中心に屋根小屋組の木部など大幅に修理。朱色に輝く若宮本殿と相俟って、荘厳な雰囲気を醸し出しています。寝殿造の様式を色濃く残す最古の神楽殿として貴重。

細殿・神楽殿

若宮神社本殿の手前のある石畳を敷いた建物で、祭典の際に神職が座るところ。5月の薪御能の時には能が奉納されます。創建は1178年といわれ、室町時代には造替毎に修理、江戸時代には式年造替毎に造り替えられていました。現在の社殿は文久年間に造替されたもの。今回は細殿・神楽殿と同時に修理が行われました。

拝舎
春日大社へのアクセス 奈良県奈良市春日野町160 TEL.0742-22-7788

【交通アクセス】近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バスで
●春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
●市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、
徒歩約10分。
※季節によりバスの運行や時間が変更になりますのでご確認下さい

【開門時間】夏期(4月~9月)/6時~18時
冬期(10月~3月)/6時30分~17時
※諸行事の際は変更

春日大社へのアクセス 関東方面からお越しの方 九州・関西方面からお越しの方

※所要時分は目安です。ご利用になる列車により異なります。
※★がついている近鉄電車の所要時分は、特急利用の場合です。
※新幹線および近鉄特急をご利用の際は、別途特急券をお買い求めください。
※2014年4月現在

春日大社第六十次式年造替記念奉祝行事実行委員会

平成26年4月3日、奈良県、奈良市のほか、経済団体、交通事業者、観光団体などをメンバーとする奉祝行事実行委員会が設立されました。
この実行委員会は、式年造替の持つ歴史的・文化的意義を深く理解し、全国、ひいては世界の人々とともに広く共有化し、未来へ引き継いでいくことを願いに結成されました。造替の意義とこころを伝える、さまざまな行事・事業を奈良県民あげて推進・実施するとともに、内外に広く情報発信します。そして、日本文化源流の地である奈良に数多くの方々に訪れて頂き、春日大社を始め、奈良が発し続けてきた繁栄と平和への願い、感謝のこころに触れる場と時を提供していきます。
詳細はホームページをご覧ください。http://www.kasuga-houshuku.jp/

春日大社 第六十次式年造替記念 奉祝行事実行委員会

2014年11月25日に配信された記事で、掲載情報は配信当時のものです。
内容が変更になる場合がありますので予めご了承ください。

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