春日大社特集一覧

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はじめての春日大社


奈良公園の東、御蓋山(通称:春日山)の中腹に位置する春日大社は、全国に3000以上もある春日神社の総本社であり、ユネスコの世界遺産にも登録されている由緒ある神社。奈良公園を闊歩する人気者の鹿たちは、この春日大社の神さまの使いです。20年に1度の最重要行事「式年造替」を控えた今こそ、育み守り続けられてきた日本の心を感じに春日大社へ。

春日大社とは

春日大社

千古の森の中に丹塗りの柱、白い壁、そして自然の檜皮屋根の本殿・社殿…淡麗な姿で鎮まる春日大社は、奈良に都が遷された710年頃、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、遠く鹿島神宮から武甕槌命様を御蓋山山頂の浮雲峰に迎えたのが始まり。それから約50年後の768年11月9日、称徳天皇の勅命により現在の地に社殿が造営され、香取神宮から経津主命様、枚岡神社から天児屋根命様・比売神様が迎えられました。平安時代の初期に国家行事となる「官祭」が行われるようになり、皇族や貴族による「春日詣」が恒例化。中世以降になると武家や庶民にも信仰が広まり、全国各地に分社が作られることとなったのです。平成10年12月には、春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録。日本という国を越え、多くの人々に崇敬される神社となりました。

「式年造替」は20年に1度行われる
神さまの住まいの建て替え。

祝御造替

春日大社では年間に2200回以上の祭りが行われていますが、中でも至高最高の式典が「式年造替」です。「式年造替」は「遷宮」のように神様がお引越しされるのではなく、本殿の位置は変えずに建て替え、あるいは修復を行うもので、創建以来ほぼ20年に一度行われてきました。 そもそも本殿の建て替えや神宝を新調するのは、神さまの尊さを認識し、更に次世代へとご存在を伝え継ぐ行事であると共に人造りの叡智でもある。日頃の恵みへの感謝の気持ちを込め、神さまに喜んでもらうための行事なのです。 春日大社が1300年以上も、その美しく荘厳な姿を保ち続けているのは「式年造替」が行われているからこそ。第六十次式年造替は、平成19年の一ノ鳥居より始まり、平成28年11月、神さまが仮住まいから新装の本殿に遷される「本殿遷座祭」をもって完了します。

第六十次式年造替に伴う諸儀式

20年に1度、本殿内や神宝を拝観するチャンス!

平成28年秋の正遷宮に向け、春日大社では記念公開を随時実施。普段は立ち入ることができない場所での参拝や御神宝の公開なども行われます。ぜひ「式年造替」の歴史的・文化的価値を実感してみてください。

  • 御本殿特別参拝(新順路)

    平成26年 平成27年 御本殿特別参拝(新順路)【前期】平成26年
    9月12日(金)~12月20日(土)
    【後期】平成27年
    1月8日(木)~3月20日(金)
    ※行事等により参拝できない時があります。

    特別参拝の順路に、非公開・参入禁止の東回廊に設けられた御蓋山遙拝所での参拝、後殿の公開が組み込まれます。また改装された藤浪之屋ではこれまで以上の数の釣灯籠が灯され、幻想的な雰囲気が堪能できます。
  • 御造替事始の儀式 木作始式(こづくりはじめしき)

    平成27年 御造替事始の儀式
    木作始式(こづくりはじめしき)
    3月1日(日)

    新しく造り替える御殿の木造りを開始するという意味を持つ起工式。作業の安全を祈願する重要な儀式です。
  • 仮殿遷座を祝う御慶之舞楽(ぎょけいのぶがく)

    平成27年 仮殿遷座を祝う
    御慶之舞楽(ぎょけいのぶがく)
    3月28日(土)

    本殿修繕のため、神さまが仮殿に遷される「仮殿遷座祭」の翌日に、高倉天皇の御献木と伝えられる林檎の木がある「林檎の庭」で、奉祝の舞楽が奉納されます。
  • 御神宝特別拝観(「鹿島立御神影図」、「鹿島立鉾」)奉祝万燈籠

    平成27年 御神宝特別拝観(「鹿島立御神影図」、「鹿島立鉾」)
    奉祝万燈籠
    3月29日(日)~31日(火)

    春日大社の五才人が白鹿にのって奈良においでになった御すがたを描いた「鹿島立御神影図」、二十年に一度しか奉拝出来ない「鹿島立鉾」などの御神宝を公開。午後6時からは境内にある燈籠約3000基に灯りが入り、朱塗りの社殿が美しく浮かび上がります。
  • 国宝 御本殿特別公開

    平成27年 国宝 御本殿特別公開4月1日(水)~5月31日(日)

    仮殿遷座から御本殿修理開始前の期間に、4殿並んで建つ春日造の本殿が拝観可能。普段は公開されていない国宝を間近で見ることができます。その後は、神さまの仮御殿となる移殿に参拝を。
    ※行事等により参拝できない時があります。
  • 二之鳥居くぐり初め

    平成27年 二之鳥居くぐり初め11月

    二之鳥居は、一之鳥居より東へ約1.2kmに位置する平安時代に作られた鳥居。式年造替に伴い、美しい朱色に塗り替えられます。
  • お砂持ち行事

    平成28年 お砂持ち行事10月 ※うち二十日間

    本殿前に敷き詰められている砂を入れ替える行事。本殿の拝観と併せて、参拝者が砂を本殿内院の前庭や後殿に納めます。普段皇室の方のみ参拝できる内院に、入ることが許される貴重な行事です。
平成27年

3月1日 木作始式(こづくりはじめしき)

御造替事始の儀式にて荒神祓・釿始が行われます

3月25日 移殿御装束並清祓之儀(うつしどのごしょうぞくならびにきよはらえのぎ)

御仮殿の御室礼を整え、お祓いを申し上げます

3月26日 六面神鏡奉遷之儀(ろくめんしんきょうほうせんのぎ)

御本殿正面に奉掲の六面の御神鏡を御仮殿にお遷し申します

3月27日 仮殿遷座祭(外遷宮)(かりでんせんざさい)(げせんぐう)

御本殿より御神儀が御仮殿にお遷りになります

3月28日 御慶之舞楽(ぎょけいのぶがく)

仮殿遷座祭の翌日、奉祝の舞楽が古式により行われます


平成28年

10月28日 立柱上棟祭(りっちゅうじょうとうさい)

鎌倉時代より春日番匠座に伝承された御本殿の完成を祝う儀式です

11月1日 立榊式(たてさかきしき)

神山春日山より伐り出した大榊が一之鳥居に立てられます

11月3日 神宝検知之儀(じんぽうけんちのぎ)

新調の御神宝を点検し、職方を慰労する儀式です

11月3日 御殿奉磨之儀(ごてんほうまのぎ)

御本殿内の御床をお清め致します

11月4日 御神宝清祓之儀(ごじんぽうきよはらえのぎ)

新調の御神宝・調度品・祭具がお祓いされます

11月4日 殿内御錺之儀(でんないおかざりのぎ)

御本殿内の御室礼が奉仕されます

11月4日 六面神鏡奉下之儀(ろくめんしんきょうほうげのぎ)

御仮殿正面に奉掲の六面の御神鏡が奉下されます

11月5日 御殿清祓之儀(ごてんきよはらえのぎ)

御本殿の内外をくまなくお祓い申しあげます

11月5日 具足洗・薫(ぐそくあらい・くん)

正遷宮に際し聖流・水谷川の水と御香で奉仕神職の装束がお清めされます

11月6日 本殿遷座祭(正遷宮)(ほんでんせんざさい)(しょうせんぐう)

天皇陛下のお使いを迎え、御本殿に御神儀がお遷りになります

11月7日 奉幣祭(ほうべいさい)

天皇陛下よりの御幣物(お供え)が奉献されて遷宮が祝われ、御鑰を宝庫にお納め致します

11月7日 後宴之舞楽(ごえんのぶがく)

古式により奉祝の舞楽が奉納されます

11月7日より数日間 奉祝祭(ほうしゅくさい)

数日にわたって奉祝のお祭りが行われます

その他行事・学びの会

春日若宮おん祭

春日若宮おん祭 春日大社摂社若宮神社の例祭で、国の重要無形民俗文化財に指定されている神事芸能の奉納や時代行列などが行われる。1135年に時の関白が、相次ぐ飢饉や疫病から民を救済するため、春日若宮神の霊威にすがり、本社と同じ規模の神殿を造営。御神霊を迎えた翌年に、祭礼を奉仕したのが始まりで、以来今日に至るまで途切れることなく続けられています。中心神事となる12月17日は午前0時に若宮神が御旅所の行宮に遷され、正午から猿楽などの芸能集団や祭礼の奉仕者が御旅所に向かって練り歩くお渡り式、夕方から神楽や舞楽などの神事芸能が行われます。夜11時に若宮神が若宮神社に戻ると、 神楽殿で神楽が奏せられ、華麗な祭りは幕を閉じます。

鹿の角きり

鹿の角きり 春日大社の神の使いである鹿が人に危害を加えないよう、角を切り落とす行事。江戸初期は南都奉行の手によって奈良町の袋小路で行われていましたが、明治24年からは春日表参道を区切って行うようになり、昭和4年には新しい鹿苑内に角きり場が設けられました。勢子と呼ばれる人たちが角きり場に追い込まれた鹿を捕まえ、神官が角を切り落としていく様子は勇壮そのもの。古都の秋の風物詩となっており、毎年多くの見物客で賑わいます。

文化の日 萬葉雅楽会

文化の日 萬葉雅楽会 ふだん接することが少ない日本の古典芸能である雅楽に親しみ、理解を深めてもらうために毎年、文化の日に執り行われている行事。当日は萬葉植物園の中央にある池の水面に浮舞台が設置され、春日古楽保存会・南都楽所によって奈良時代から絶えることなく受け継がれてきた「管弦」や「舞楽」の数々が奉納されます。厳かな調べに酔いしれながら、優雅な舞を愛でる。古式ゆかしい雅の世界が存分に楽しめます。

朝のお参り(朝拝)

朝のお参り(朝拝) 「朝拝」は毎日欠かさず、行われている朝のお参りのこと。本社で「大祓詞」という祝詞を唱えたあと、若宮神社をはじめとする各神社を順次参拝します。朝の清々しい空気に包まれながらのお参りは格別です。(但し、祭典執行日は行われません)

旬祭講話

旬祭講話 毎月1日・11日・21日と1の付く日に執り行われている旬祭は、900年間1度も欠かすことなく皇室の御安泰と国家の繁栄、国民の隆昌を祈る格式の高いお祭りです。毎月21日の旬祭は一般の人も参列が可能。神職による神道講話「ためになる神職のお話」も必聴です。

巫女修行

巫女修行 日本の古い伝統や文化に触れてみたい、行儀作法を身につけたいという女性を対象とした体験修行。巫女装束を身につけ、書写や作法、ご奉仕など巫女の修行を通して、文化や作法を学ぶことができます。初級コースと上級コースがあります。

春日大社へのアクセス 奈良県奈良市春日野町160 TEL.0742-22-7788

【交通アクセス】近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バスで
●春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
●市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、
徒歩約10分。
※季節によりバスの運行や時間が変更になりますのでご確認下さい

【開門時間】夏期(4月~9月)/午前6時~午後6時
冬期(10月~3月)/午前6時30分~午後5時
※諸行事の際は変更

春日大社へのアクセス 関東方面からお越しの方 九州・関西方面からお越しの方

※所要時分は目安です。ご利用になる列車により異なります。
※★がついている近鉄電車の所要時分は、特急利用の場合です。
※新幹線および近鉄特急をご利用の際は、別途特急券をお買い求めください。
※2014年4月現在

春日大社第六十次式年造替記念奉祝行事実行委員会の設立

平成26年4月3日、奈良県、奈良市のほか、経済団体、交通事業者、観光団体などをメンバーとする奉祝行事実行委員会が設立されました。
この実行委員会は、式年造替の持つ歴史的・文化的意義を深く理解し、全国、ひいては世界の人々とともに広く共有化し、未来へ引き継いでいくことを願いに結成されました。造替の意義とこころを伝える、さまざまな行事・事業を奈良県民あげて推進・実施するとともに、内外に広く情報発信します。そして、日本文化源流の地である奈良に数多くの方々に訪れて頂き、春日大社を始め、奈良が発し続けてきた繁栄と平和への願い、感謝のこころに触れる場と時を提供していきます。

事業(平成26年度) 春日大社 第六十次式年造替記念 奉祝行事実行委員会

2014年5月15日に配信された記事で、掲載情報は配信当時のものです。
内容が変更になる場合がありますので予めご了承ください。

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