水谷道周辺を歩く

水谷道は、水谷川にかかる朱塗りの橋のたもとに鎮座する「水谷神社」から「御本殿」へと通じる人影が少ない北参道。参道沿いにとむ祀られた摂社・末社を巡って、神様の御神徳にあやかってみてはいかが? 春日大社御本殿~水谷神社

平安時代初期、興福寺・南円堂の鎮守社として創建され、明治以降に春日大社の境内に移された神社。 “一つだけ願いを叶えてくださる”ということから多くの絵馬が納められており、願いが叶った人からは「御礼参鳥居」の奉納が寄せられています。

平安時代から幕末までの神仏習合時代は牛頭天王として祀られ、医薬の神として尊崇されていた神社。中の空洞から杉が伸び出たイブキの大木があり、拝殿の軒下に子授け石があることから現在では安産の神様としても崇められています。4月5日の鎮花祭では東側の広場で社伝神楽や禰宜座狂言が奉納されます。

北参道の入り口を流れる水谷川の対面に位置する昭和23年創業の茶屋。大正初期に建築された茅葺き屋根と柱がそのまま利用されており、まるで時間が止まったかのような雰囲気が味わえます。わらび餅や抹茶セットの他、うどんやそばなどの軽食も。

住所/奈良市春日野町30
TEL/0742-22-0627
営業時間/10:00~16:00
定休日/水曜日HPはこちら

平安時代初期に興福寺の五重塔の傍らに祀られた神社で、明治になってから春日大社の境内に遷されました。 伊勢様・春日様・八幡様をはじめ多くの神様が御祭神ですが、とくに「住」をつかさどる御社として崇敬されています。

伊弉諾尊様が黄泉の国から逃げ帰るとき、投げられた杖から生じられた神ということから、旅の途中に寄りつく悪霊を防ぐとして崇められ、現在では交通安全の守護神として尊崇されています。神社前には車祓所が設けられ車のお祓いが執り行われます。

年に1回、春日祭に用いる神酒を作るところで、神社内に醸造施設が残るのは全国でも春日大社だけ。殿内には酒弥豆男神(さかみずおのかみ)様・酒弥豆売神(さかみずめのかみ)様という酒神がお祀りされています。

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「式年造替」とは、神様の尊さを認識し、さらに次世代へとご存在を伝え継ぐため、創建以来ほぼ20年に一度行われてきた春日大社における最上の神事。御本殿などの建物の建て替えや修復を行います。今次造替は60回目の節目を迎えます。平成19年の一之鳥居より修繕が始まり、平成28年の御本社御本殿の正遷宮をもって完了する予定です。

第60次式年造替の一環として、春日大社では様々な建物の修繕が行われています。
現在、修繕が執り行われている場所を紹介します。

古くは鳥居であったが、平安時代の寛治7年(1098)以前に門に改められた。春日権現験記(かすがごんげんけんき)では橘氏の女性がこの門の下で託宣(たくせん)をしている様子が描かれる神聖な門。
現在の中門は慶長18年(1613)に造替されたもの。造替ごとに必ず工事が行われ、今回は丹塗り替え、屋根葺き替え、壁塗り替えが行われている。

古くは瑞垣(みずがき)であったが、中門と同時期に現在の形式に改められた。中門の東西に五間ずつ繋がり、西御廊は北折して六間の柱間がある。祭典時には神職や参列者が座る。古くは僧侶も夜通し篭ったとされる祈りの場所。中門に同じく慶長18年(1613)に造替されたもの。造替ごとに必ず工事が行われ、今回は丹塗り替え、屋根葺き替え、壁塗り替え等が行われている。2月には東御廊で造替工事現場見学会が行われた。

わが国に各種ある社殿形式の内、春日造(かすがづくり)の典型。創建当初から行われた造替は平安時代頃から式年に行われるようになります。江戸末期53次の文久度造替を最後に、国宝に指定された明治以降は式年ごとに必ず工事が行われ、今回は本朱塗り替え、屋根葺き替え、壁塗り替え、飾金具の金箔押しに加え、各殿間の絵馬板(えまいた)の描き替え、土台の腐朽確認などが行われる予定。
尚、造替された古社殿は「春日移し」と称して近隣神社の本殿として移築されている。

春日大社へのアクセス

奈良県奈良市春日野町160 TEL.0742-22-7788
【交通アクセス】
近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バスで
●春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
●市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、
徒歩約10分。
※季節によりバスの運行や時間が変更になりますのでご確認下さい

【開門時間】
夏期(4月~9月)/6時~18時
冬期(10月~3月)/6時30分~17時
※諸行事の際は変更

近隣地図
交通アクセス 交通アクセス

平成26年4月3日、奈良県、奈良市のほか、経済団体、交通事業者、観光団体などをメンバーとする奉祝行事実行委員会が設立されました。
この実行委員会は、式年造替の持つ歴史的・文化的意義を深く理解し、全国、ひいては世界の人々とともに広く共有化し、未来へ引き継いでいくことを願いに結成されました。造替の意義とこころを伝える、さまざまな行事・事業を奈良県民あげて推進・実施するとともに、内外に広く情報発信します。そして、日本文化源流の地である奈良に数多くの方々に訪れて頂き、春日大社を始め、奈良が発し続けてきた繁栄と平和への願い、感謝のこころに触れる場と時を提供していきます。詳細はホームページをご覧ください。 http://www.kasuga-houshuku.jp/

春日大社 第六十次式年造替記念 奉祝行事実行委員会


2015年1月26日に配信された記事で、掲載情報は配信当時のものです。
内容が変更になる場合がありますので予めご了承ください。