春日大社年間行事の見どころカレンダー

春日大社で年間に行われる祭事はなんと2,200以上。そのなかから参拝者が楽しめる祭事をピックアップしてご紹介。

1月1日午前0時、新しい年の幕開けを告げる初太鼓が鳴り響くと元旦初詣のはじまり。
午前5時からは、世界の平和と国家・皇室の
安泰、万物の幸福を祈る「歳旦祭」が執り行われます。「歳旦祭」は拝観不可なのでご注意を。

年中奉る朝夕の日供を一年間も恙なくご奉仕できるよう祈念する日供始式に続き、春日大社とゆかりの深い興福寺の貫首が従僧を従えて神前で読経を行います。明治維新前、神仏習合時代の神前読経が偲ばれる珍しい行事をお見逃しなく。

800年の昔から現在に至るまで貴族や武士、庶民から奉納された計3000基もの灯籠すべてに火を入れ、諸願成就と災難厄除を祈願する「節分万灯籠」。
灯籠のやわらかなあかりに社殿が浮かび上がり、幻想的な雰囲気に包まれます。

葵祭、石清水祭とならぶ三大勅祭のひとつで、849年に始まったと伝えられる春日大社の例大祭。宮中より天皇陛下のご名代である勅使の参向を仰ぎ、国家の安泰と国民の繁栄を祈ります。参道から古式に則った行列が見学できます。

1163年より続く神事で、田主、神楽男、八乙女たち奉仕者が、林檎の庭・榎本神社前・若宮神社前の3か所で田舞を奉納。
御巫(みかんこ)の手によって播かれた稲種は夫婦大國社で招福開運金運のお守り「福の種子」として授与されます。

全国で2番目に古い石灯籠といわれる伝関白藤原忠通奉納の「柚木燈籠」や藤原頼通の寄進と伝わる「瑠璃燈籠」など計3000基ある灯籠に浄火を奉り、無病息災を祈願する夏の伝統行事。神聖な雰囲気がさらに堪能できます。

采女神社の例祭。花扇使、ミス郡山、ミス奈良などが天平衣装を纏って市中を練り歩いた後、2隻の管絃船に乗って猿沢池をめぐり、最後に花扇を池中に投じる雅やかなお祭りです。釆女神社ではこの日のみ糸占が授与されます。

1136年から約880年間、途切れることなく続けられている五穀豊穣、万民安楽を祈願する例祭。
祭祀は12月17日の午前0時から24時間に渡って行われます。芸能集団や時代装束を纏った行列が市内を巡る「お渡り式」は必見です。
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「式年造替」とは、神様の尊さを認識し、さらに次世代へとご存在を伝え継ぐため、創建以来ほぼ20年に一度行われてきた春日大社における最上の神事。御本殿などの建物の建て替えや修復を行います。今次造替は60回目の節目を迎えます。平成19年の一之鳥居より修繕が始まり、平成28年の御本社御本殿の正遷宮をもって完了する予定です。

竈殿は西廻廊脇の参道に面して東を向いて立つ、正面五間、側面二間の切妻造の建物。毎年3月に行われる春日祭では神饌を調理するための社殿として使われています。建物の創建は奈良時代まで遡り、現在の建物は1382年の焼失後、1388年に再建されたものと推定。第60次式年造替では、屋根の葺き替え工事を中心に実施されました。

西廻廊の西側、竈殿と参道を隔てた北側に立つ春日祭に供する社醸酒をつくるための建物で、中には酒神がお祀りされています。古くから重要な建物とされており、現在のものは1632年の造替で造られたと記録されています。第60次式年造替では40年ぶりに大規模な修理工事を実施。檜皮葺き替え期間中は現場見学会が行われ1000名を越える方々に伝統建造物修築に対する理解を深めていただきました。

古くは「御八講蔵」と呼ばれ、法華経を講ずる法会に用いる仏具等を納める蔵として使われていた本社廻廊の西北隅に南を向いて立つ建物。創建は古く鎌倉時代の春日曼荼羅にも描かれているほど。現在の建物は1632年の造替のものと言われています。第60次式年造替では“こけら葺き”という薄板を重ねて葺いた屋根の葺き替えが40年振りに行われました。

春日大社へのアクセス

奈良県奈良市春日野町160 TEL.0742-22-7788
【交通アクセス】
近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バスで
●春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
●市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、
徒歩約10分。
※季節によりバスの運行や時間が変更になりますのでご確認下さい

【開門時間】
夏期(4月?9月)/6時~18時
冬期(10月?3月)/6時30分~17時
※諸行事の際は変更

近隣地図
交通アクセス 交通アクセス

平成26年4月3日、奈良県、奈良市のほか、経済団体、交通事業者、観光団体などをメンバーとする奉祝行事実行委員会が設立されました。
この実行委員会は、式年造替の持つ歴史的・文化的意義を深く理解し、全国、ひいては世界の人々とともに広く共有化し、未来へ引き継いでいくことを願いに結成されました。造替の意義とこころを伝える、さまざまな行事・事業を奈良県民あげて推進・実施するとともに、内外に広く情報発信します。そして、日本文化源流の地である奈良に数多くの方々に訪れて頂き、春日大社を始め、奈良が発し続けてきた繁栄と平和への願い、感謝のこころに触れる場と時を提供していきます。詳細はホームページをご覧ください。 http://www.kasuga-houshuku.jp/

春日大社 第六十次式年造替記念 奉祝行事実行委員会


2014年12月25日に配信された記事で、掲載情報は配信当時のものです。
内容が変更になる場合がありますので予めご了承ください。