春日若宮おん祭をもっと楽しもう

春日大社の摂社である若宮の例大祭。1136年、若宮様に長年の大雨・飢饉・疫病の根絶を祈願して以来、現在まで万民安楽を祈る祭礼として途絶えることなく続けられています。もっと詳しく知る

「若宮おん祭」の願主役、御師役、馬場役をつとめる大和士が、精進潔斎のため大宿所に参籠。17時から「若宮おん祭」の無事執行を祈願する「大宿所祭」が行われます。参勤者や一般参拝者たちを清める御湯立ては、14時半、16時半、18時の3回。 湯立巫女の腰にまく"サンバイコ"は安産の霊験あるものとされ、特に妊産婦が多く参拝されます。また、おん祭の名物料理"のっぺ汁"が地元商店街の人たちにより振舞われます。

14時から、大和士が流鏑馬児(やぶさめちご)と共に神事参勤の無事を祈って若宮を詣で、御幣(ごへい)を奉り拝礼。15時からは田楽座が御本社と若宮で田楽を奉納します。続いて16時から御本社と若宮で「宵宮祭」が行われます。

深夜零時過ぎ、暗闇の中で若宮様がお旅所御仮殿にお遷りになる「遷幸の儀」が執り行われた後、ほのかな灯りが点され1時に「暁祭」を執行。宮司の祝詞に続いて、社伝神楽が奉納されます。

正午から行われる「お渡り式」は、お旅所御仮殿へ遷られた若宮神のもとへ、芸能集団や祭礼に加わる人々が社参する風流行列。日使(ひのつかい)を先頭に芸能集団や時代装束をまとった12もの行列が奈良県庁前から出発して市中を巡ります。伝統行列を詳しく知るページのTOPへ

南大門跡で興福寺の僧兵が「お渡り式」が正しく進行しているかを調べる儀式。御師役の大和士(やまとざむらい)が、名前を列記した「交名」を声高らかに読み上げます。読み間違いや故事によって定められた作法を誤るとやり直しということも。

一之鳥居をくぐると、能舞台の鏡板に描かれている松といわれる「影向(ようごう)の松」の前で、楽人である陪従や細男(せいのお)座、猿楽座、田楽座がそれぞれの芸能を奉納。“埒(らち)があく”という言葉の由来となった「金春の埒あけ」も御旅所で行われます。

大名行列が参入する頃、「お旅所祭」の始まり。“芝居”の語源となったお旅所の芝舞台では、宮司や日使による奉幣・祝詞の後、御仮殿に遷られた若宮様に1日ゆっくり楽しんでいただけるよう社伝神楽や田楽、細男、舞楽などの各種芸能の奉納が23時ごろまで続きます。

「還幸の儀」は23時ごろから開始。若宮様は2日にわたって留守にできないため、「遷幸の儀」よりやや早足で執り行われます。若宮様が若宮にお戻りになると、「若宮おん祭」の長い一日が幕を閉じます。

翌日の18日は、「若宮おん祭」に関わった人々が相撲や芸能を通して、互いを慰労。13時よりお旅所南側の特設土俵で奈良県下の中学生による相撲が行われ、14時からはお旅所の芝舞台で能二番、狂言一番が披露されます。ページのTOPへ

第六十次式年造替の一環として、春日大社では様々な建物の修繕が行われています。
すでに修繕された場所をご紹介いたします。

916年、三勅祭のひとつである春日祭で勅使が着到の儀を行う建物として建造。現在の建物は1382年の罹災後、1413年に再建されました。第六十次式年造替では、檜皮屋根葺き替え、甍積み替え、壁補修などを保存修理。大屋根を間近で見られる檜皮葺き替え見学会も行われました。

若宮神社の背後にある横長の建物は、北側三間が細殿、一間の御廊をはさみ南側六間が神楽殿。若宮創建の年に拝殿として造立され、1143年に現在の規模・形式に改められました。第六十次式年造替では軒付け部分を中心に屋根小屋組の木部など大幅に修理。朱色に輝く若宮本殿と相俟って、荘厳な雰囲気を醸し出しています。寝殿造の様式を色濃く残す最古の神楽殿として貴重。

若宮神社本殿の手前のある石畳を敷いた建物で、祭典の際に神職が座るところ。5月の薪御能の時には能が奉納されます。創建は1178年といわれ、室町時代には造替毎に修理、江戸時代には式年造替毎に造り替えられていました。現在の社殿は文久年間に造替されたもの。今回は細殿・神楽殿と同時に修理が行われました。

春日大社へのアクセス

奈良県奈良市春日野町160 TEL.0742-22-7788
【交通アクセス】
近鉄奈良駅、JR奈良駅から奈良交通バスで
●春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ。
●市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、
徒歩約10分。
※季節によりバスの運行や時間が変更になりますのでご確認下さい

【開門時間】
夏期(4月?9月)/6時~18時
冬期(10月?3月)/6時30分~17時
※諸行事の際は変更

近隣地図
交通アクセス 交通アクセス

平成26年4月3日、奈良県、奈良市のほか、経済団体、交通事業者、観光団体などをメンバーとする奉祝行事実行委員会が設立されました。
この実行委員会は、式年造替の持つ歴史的・文化的意義を深く理解し、全国、ひいては世界の人々とともに広く共有化し、未来へ引き継いでいくことを願いに結成されました。造替の意義とこころを伝える、さまざまな行事・事業を奈良県民あげて推進・実施するとともに、内外に広く情報発信します。そして、日本文化源流の地である奈良に数多くの方々に訪れて頂き、春日大社を始め、奈良が発し続けてきた繁栄と平和への願い、感謝のこころに触れる場と時を提供していきます。詳細はホームページをご覧ください。 http://www.kasuga-houshuku.jp/

春日大社 第六十次式年造替記念 奉祝行事実行委員会


2014年11月25日に配信された記事で、掲載情報は配信当時のものです。
内容が変更になる場合がありますので予めご了承ください。